ニキビ・ニキビ跡
ニキビ・ニキビ痕
原因
ニキビができるきっかけは、毛穴の出入り口の角質が厚くなって毛穴を塞いでしまうことです。
毛穴が塞がれたことで、皮脂がつまりアクネ菌が過剰に繁殖して、ニキビになるのです。
思春期ニキビは過剰な皮脂分泌が主な要因になります。
一方、大人ニキビはストレスやホルモンバランスの崩れが原因です。
ニキビができる場所の原因が違います
<おでこ>
- ホルモンバランスの乱れや前髪による刺激
- シャンプーやリンスのすすぎ残し
- 胃腸の不調
<鼻>
- 鼻を頻繁に触ることによる汚れ
- 日常の紫外線や、油分の多いファンデーションなどによる肌の新陳代謝の乱れ
- 肝臓、大腸、肺の不調
<ほお>
- 冷え性(特に下半身)
- 胃腸が荒れている可能性
- 便秘や肝機能の低下
- 糖質や脂質の取り過ぎ
- ストレス過多などで男性ホルモンの分泌が増加
<口のまわり>
- 胃腸のトラブル
- 油っぽいもの中心の食生活によって起こるビタミン不足
- 食べ過ぎ
<あご>
- 生理前で男性ホルモンの分泌が増え、肌の新陳代謝が崩れる
- 胃腸が荒れている可能性
- メイクの洗い残し
- 睡眠不足
- 過剰なストレス
- 体の冷え
<首>
- 肌の新陳代謝
- ホルモンバランスの乱れ
- 過剰なストレス
<背中>
- 乾燥
- シャンプー・コンディショナーの洗い残し
- 衣類の接触による炎症
ニキビの種類
<白ニキビ>
白ニキビは初期段階のニキビで、まったく悪化していない状態のニキビです。
毛穴に皮脂が詰まるとアクネ菌の動きは活発化し、角栓によって塞がった毛穴の内部に皮脂が溜まりつつある状態で、肌が内側から盛り上がっている状態を白ニキビと言います。膨らんだ皮脂が白っぽく見えることが由来です。この段階になると肉眼でニキビ発生が確認できるようになります。
<黒ニキビ>
黒ニキビは初期段階のニキビで、白ニキビが少しだけ悪化した状態を言います。
毛穴内部に溜まった皮脂が表皮から顔をのぞかせ、空気中の酸素によって黒く酸化された状態を指します。黒ニキビは皮脂がむき出しになって直接空気にさらけ出されている状態です。そのため、白ニキビと比べて雑菌が入ったり炎症を起こしやすくなります。
<赤ニキビ>
赤ニキビは症状がかなり進んだ段階をさし、肌がケガをしたかのように赤くなることが由来です。
赤ニキビはニキビができている患部の皮脂にアクネ菌やその他の雑菌が繁殖してしまっている状態です。皮膚の細胞は外部からの細菌・雑菌の繁殖をとどめようと抵抗しますが、この抵抗こそ炎症の正体なのです。
<黄ニキビ>
黄ニキビは炎症を起こしたニキビがさらに悪化した状態のことをさし、これは黄色い膿が溜まっており、皮膚越しだと黄色っぽく透けて見えるのが由来です。
黄ニキビまで症状が進行してさらに重症化すると、陥没したようなクレーターニキビ痕が顔に残ってしまいます。
<大人ニキビ>
大人ニキビは20代以降の人にできるニキビのことです。表皮の新陳代謝のリズムが崩れ、分厚くなった角質層がうまくはがれずに、毛穴をふさいでしまうことが最も大きな原因です。その他にも食生活の乱れや不規則な生活、喫煙、紫外線、乾燥、メイクなどが原因として起こると言われています。また、ストレスも原因の一つです。ストレスがかかって男性ホルモンの分泌が増えることで皮脂の量が増え、それが毛穴を詰まらせてニキビを誘発してしまうのです。
ニキビ年齢
ニキビの発症しやすい年齢は、12~15才、最も悪化するのが17~21才そのうち93%は25才までに治ってきます。アンケートなどでも積極的に改善したい悩みで思春期にあたる10代の過半数がニキビをあげています。大人になって初めてニキビを発症する人もいますが、それは男性より女性に多いようです。原因として、ストレスがかり男性ホルモンの分泌が増えることで皮脂の量が増え、それが毛穴を詰まらせてニキビを発生させてしまうのです。
肌タイプ
特に目立った毛穴トラブルもなく、肌の水分量と皮脂量のバランスが取れていて角質のキメが整っているのでニキビは比較的にできにくいタイプです。このタイプであるならば、今後もこの状態をキープしていくことが重要になります。
乾燥肌とは、保湿が足りないことによって、乾燥から肌を守ろうとして、角質部分が厚くなって皮脂分泌量が増えて毛穴の詰まりを起こしてしまいます。ニキビの原因は、毛穴の詰まりから来ますのでこのタイプの方もニキビはできやすいです。
混合肌とは、Tゾーン(額・鼻・アゴ)はベタつきやテカリが目立つのに、頬や口回りはカサカサしているような、部位によって肌質が変わるタイプを指しま す。このタイプの方は、乾燥肌と勘違いしやすい場合があります。部分別に乾燥肌と脂性肌の2つの対応が必要です。このタイプの方もニキビができやすい肌と いえます。
治療法
<イオン導入(自由診療)>
皮膚に微弱な電流を流すことで、ビタミンAなどを皮膚内に効果的に導入する方法です。
イオンが、顔の皮膚の奥へと浸透し、美白効果やニキビの改善、クスミの改善など美肌へ導いてくれる効果があります。
【適応疾患】
肝斑(かんぱん)、そばかす、くすみ、炎症性色素沈着など
<エレクトロポレーション「ケアシス」(自由診療)>
エレクトロポーションとは特殊な電気パルスを利用し、針を使わず有効成分を肌深部に浸透させることが出来る技術です。クーリングと薬剤導入が同時に可能で、より多くの有効成分を入れることができます。各種美肌治療との併用で相乗効果が期待できます。
【適応疾患】
肝斑、シミ、ニキビ痕など
<アイソレイズ(自由診療)>
アイソレイズとは、吸引作用とマイルドな光照射を組み合わせたニキビ治療法です。
皮膚を吸引しながら毛穴に詰まった皮脂・老廃物を取り除くので、毛穴の奥までキレイにクレンジングされます。そのことから、様々なお肌のトラブルを解決し、身体の内側から健康で美しい肌へと改善してくれる美肌治療法として注目されています。
【適応疾患】
ニキビ、シミ、小じわ、赤ら顔、毛穴、脱毛など
<フラクショナルレーザー治療(自由診療)>
レーザーがダイレクトに届くことで肌細胞が活性化し、トラブルを改善するとともに肌の内部から若返りを図ります。ニキビ痕や毛穴の開き、また手術痕や妊娠線の解消などに効果があります。また、くすみが取れ美肌効果も高いのが特徴です。
【適応疾患】
ニキビ痕、手術跡、傷跡、開いた毛穴、お肌の衰えなど
<スーパーフォトセラピー(自由診療)>
スーパーフォトセラピーとは、特定の光の波長を利用することで、表皮の疾患を取り除き、肌の若返り・活性化を図る最新の光治 療です。肌にやさしく安全性の高いスムースパルスとよばれる照射方式による、シミ・そばかす、くすみや赤ら顔、毛穴の開きまで表皮におけるお肌のトラブル をすべて取り除きます。照射による皮膚内部でのダメージが少ないので、肌にやさしく安全に治療できるのも特徴です。
【適応疾患】
シミ・ニキビ・小じわ・タルミ
<D GLOW(自由診療)>
皮脂腺をゆっくりと開き、余分な汚れや皮脂を浮き上がらせて除去。超音波振動によって、古くなった角質も除去でき、血流やリンパの流れを改善するマッサージ効果もあります。
毛穴をディープクレンジングするので、毛穴・肌の引き締めに効果的です。
【適応疾患】
ニキビ・毛穴・引き締め
<フラクショナル・マイクロニードルRFシステム「シークレット」(自由診療)>
侵襲性を最低限まで抑えたマイクロ針を用いて、的確にコントロールした高周波エネルギーを真皮のある程度の深さまで直接到達させることで肌を若返らせる技術です。
従来のトリートメントと比べて、肌の手入れ時間と回復時間が大幅に短縮されました。また、どのような肌のダイプにも適用し、火傷やPIH(炎症後色素沈着)のリスクが低く、色の濃い皮膚であっても施術が可能です。
【適応疾患】
ニキビ・ニキビ痕・毛穴
食事
偏食傾向があり、外食が多いという方は、少し見直すだけでも大きく改善がみられる様になります。また、ニキビの予防・対策となる食生活は、お肌にも体にも優しいものなので無理のない範囲で、ぜひ、取り入れてみて下さい。
ニキビのできにくい肌を実現してくれる栄養素は、主にビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEの4種類が代表的です。その他にも食物繊維や亜鉛などが含まれている食材などがあります。
ビタミンA
にんじん、ホウレンソウ、カボチャ、しその葉、うなぎ、レバー
ビタミンB群
卵、乳製品、レバー、うなぎ、藻類、まぐろ、かつお、鶏ササミ、にんにく
ビタミンC
ブロッコリー 、イチゴ、柿、ほうれん草、カリフラワー、小松菜
ビタミンE
レバー、うなぎ、かつお、緑黄色野菜
食物繊維
納豆、おから、インゲン豆、えんどう豆、しそ、パセリ、ごぼう、モロヘイヤ、アボカド
亜鉛
蠣、カシューナッツ、うなぎ、牛肉、鶏レバー、豚レバー、大豆、納豆、ごま、抹茶、チーズ